クラブユース選手権東京都予選1次リーグ戦第3戦目は、レッドスターと対戦しました。
今迄の戦績を振り返ると今日の対戦相手のレッドスターが一番強豪と考え、是が非でも引き分け以上の結果を残したいと考えました。
先日のバジェーナブランカ城北戦では怪我人が多く発生し離脱者が出て、チームは満身創痍の中で迎えるかたちになりました。
今回の会場の大神グラウンドはクレー、更に強風の状態なので考え方によっては自分達に有利に働くと考えました。
今日の試合を想定して、平日練習では複数のチームコンセプトを選手に提示しました。
数少ない練習の中、どれだけチーム内に落とし込めるのか未知数でしたが、無策で挑んで勝てる相手でないのは明白なので、徹底出来るように求めました。
また、怪我による離脱者が増えたこともあり、大幅な布陣の変更も余儀なくされました。
しかし、現状の中で勝利を得るために全力を尽くす事が大切と伝え、しっかりと戦っていく事を選手と共有しました。
試合
前半は風上に立ったこともあり同等の試合運びをすることが出来ました。また、コーナーキックやカウンター攻撃からビッグチャンスを作ることも出来たのですが得点をすることが出来ず0-0で折り返しました。ここまではゲームプラン通りで非常に良い内容でした。
ハーフタイム
体調不良を訴える選手が出て布陣変更を余儀なくされました。前半0失点で抑えたことで自分達も自信が湧いてきて引き分け以上を狙いたかったのですが、戦えないと申し出てきた選手をピッチに立たせる訳にはいかないのでメンバー変更を行いました。試合前に既に緊急事態であったチームが更にバランスを失うことになり、後半は全く良いとこを出す事が出来ず大量失点をすることになりました。前半はチームコンセプトが徹底出来て内容が良かっただけに、非常に勿体ない試合になりました。体調不良を申し出た選手の様子を見る限りでは、プレーは出来そうな様子であったので、後半35分間くらいは最後の力を振り絞って気持ちを前面に押し出して戦って欲しいと感じました。チームメイトに対する想い、両親への感謝の想い、その他支えてくれている方々の事を考えると少々辛くても直ぐに弱音を吐かず覚悟を決めて戦って欲しいと切に思いました。チームに欠けているのは正しくファイティングスピリット。戦術や戦略も大事な要素ですが『サッカーが大好きだから負けたくない』『仲間や保護者など自分を支えてくれている方々への感謝の思い』など、自分のサッカーに対する思いがどれだけ自身の中に比重があるのかを改めて考えて欲しい一戦になりました。この結果によりグループ突破は非常に難しくなりましたが、僅かな望みをかけて最終戦に挑みたいと思います。