170219U10〜12ライオンズvs新宿FC・スフィーダ

今日は戸山グラウンドにてライオンズ杯第2戦でした。

第1戦

要チェック

第1試合では、前日に大活躍を見せた攻撃への警戒からか、6年生FWは厳しいマークを受け攻めあぐねることに。
6年生MFを中心に、縦パスや縦へのドリブル突破だけでなく、積極的に横での連係プレーが試行されましたが、相手の素早いプレスに悩まされ打開策が打ち出せませんでした。
4年生もプレーに工夫を重ね、できるだけライン際を攻略しながら攻め急がず(=縦指向でなく)にということを心がけました。
が、ポジション取りは良くとも、それが有効でなかったのは、パスの質に原因がありそうです。落ち着いて強く蹴る、この質を上げて行こう。

「落ち着く」とは?

慌てるな、落ち着こう。
ベンチからも度々聞こえるこのコーチング、では「慌てずに落ち着く」とは具体的にどんな状況でしょうか。
心や頭の中なのでとても分かりづらい。ただ、慌てずに落ち着かなければ、出来ない事があります。
それは、「観る」という事です。例えボールが止まらず浮いていても、観えているかどうか、が重要です。
何よりも観る、どんな状態でも観ようとする
サッカーにおいて1プレーの始まりは「色々」ですが、準備の共通項は「観る・観るから入る」という事を整理しよう。

結果と跳ね返り

0‐1と惜敗を喫しましたが、選手たちの試行錯誤が見られ、課題も明確になった良い試合になったのではないでしょうか。

第2戦

重要で、かつ油断禁物の第2試合。相手はSJリーグや練習試合でも厳しい戦いを強いられたSfida。

「観て備える」

第1試合終了後に、選手全員で試合を観察し、警戒すべきメンバーや戦い方についてのミーティングをじっくりと重ねました。
今まで以上に見られた自発的な試合前過ごし方を目にし、選手たちの次戦への意気込みと成長を感じます。

観るポイント

サッカーでは色々な特徴と武器を持った選手がいます。
・巧さ=逆取り、ボール扱い
・速さ=動き出し、動き自体、判断
・強さ=ぶつかる強さ、続ける強さ(筋持久力)
3つの特徴の中、2つ以上持つ選手は中心選手になり得るでしょう。3つ全てあれば、それはスーパーです。世界のトッププレーヤーを見てもそうですね。
ただ一つ要注意。
それは、「巧さ」欠いてトッププレーヤーは有り得ず、という事です。
速くて強い!でもボールが扱えなければ、アメフトやラグビー寄りです。速いだけも、強いだけももちろん通じません。
全てのベース、「巧さ」有りき!
大人も、テレビで見慣れたパスサッカーと比べたり焦りがちになりますが、あそこに辿り着く為、今大事にすべき事にコーチ筆頭・サポーター一丸、目を向けて行きたいです。

一進一退の試合内容

試合は予断を許さない一進一退の運びを見せ、ミーティングで警戒すべきとされていた相手選手に、攻め入られることがしばしば。
しかし、そんな肝を冷やすシーンも、5年生GKによる素早い判断と捨て身のファインプレーが功を奏し、失点は0に抑えられました。
彼には大きな拍手を送ってあげたいと思います。本日のMVP!
攻撃は前戦同様なかなか機能せず、得点の好機を創りきれません。相手のキーパーも大きな指導力を発揮し、ペナルティーエリアに進入することすら難しいという状況でした。
しかし後半10分、ハーフウェーラインでボールを収めた6年生FWが、ディフェンスラインを飛び出しそのままゴールまで一直線!力強いシュートがネットに突き刺さりました。
強気な姿勢(=積極的に相手の前向きを崩しに行く)を見せること。
ウォーミングアップ時には全員で共有できていたことですが、いざ試合となると弱気も出ます。
勝利を引き付けるためには多少強引でもアグレッシブさを発揮することが重要だということに気が付く1ゲームとなりました。
4年生でも十分に6年生と戦えています。次戦では自信をもって戦う姿勢にこだわり、必ず勝ちにいきましょう!

サポーターの皆様

本日もご声援をたまわりありがとうござました。次回も選手たちへの力強い励ましをよろしくお願いいたします。

About the author: ATLETICO新宿I.P.D.

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